狂わされた歯車 E組第2節チェコ×ガーナ

2006 FIFA World Cup Germany
06 /22 2006
前節、魅惑のパスサッカーでアメリカを一蹴したチェコが、アフリカの新星ガーナに脆くも敗れ去ってしまった一戦を回想したいと思います。
スタメン&システムは以下の通り。
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試合のポイントとなったのは、ガーナの先制弾と組織、そしてチェコFWコラーの不在でした。

最初のポイント、ガーナの先制弾は試合開始早々に生まれました。
2分、ガーナがCKからのこぼれを拾い素早くピンポイントにギャンへ。チェコDFはクリアを試みたものの届かず、フリーになったギャンがしっかり決めました。
チェコが受けた精神的ダメージは思いの外大きく、無理なプレーや雑なプレーが多くなりました。

また、予め考えていたのか単に勢いに任せたのか分かりませんが、かなり高い位置からかけるガーナのプレスが非常に効果的でした。
高い位置でボールを突っかけては素早い出足でセカンドボールをことごとく拾い、タイミングの良いキープとパスでチェコを押し込んでリズムに乗らせません。全体をコンパクトにしてトライアングルを作り、パス交換とドリブルでシュートに持っていくガーナの攻撃はチェコのお株を奪ったようでした。

そんな流れの中、チェコも何度か"らしい"攻撃からシュートを放つのですが入らず、続かず。
30分頃になると、低い位置から組み立てに苦労するチェコはDFからのロングボールをロクベンツに当て、その落しから何度かシュートを放ちましたがそれも決めらません。ロクベンツは空中戦を制して味方のシュートを導くことは出来ていたのですが、ボールを収める、自らシュートを放つ事は殆どできず、チェコが主導権を取り戻せない原因になってしまっていました。

後半に入るとすぐ、2列目から飛び出したネドベドのヘディングシュート(オフサイド)を皮切りにチェコが優勢に試合を進めます。
しかしやはり決定打は出ず、逆に20分、ガーナがカウンターからPKを獲得し、判定に文句を言った(?)チェコDFウイファルシが退場。このPKはポストが阻み、その後もツェフが何度も好セーブを見せたが33分ついに決壊。
チェコは歯車が戻らぬまま0-2で敗れました。

ガーナの連動的な攻守、そしてココゾという時に通すパスやフイに抜けてしまうドリブルは見応えがありました。特に前半のハイプレッシャーはチェコのゲームプランを大きく狂わせましたね。全くもって予想外の強さでした。
逆にチェコにはそれを跳ね返すだけの自力の強さ、精神的な逞しさが足りず、脆さを曝け出してしまいましたね。
次はロクベンツも出場停止。前線の事情が苦しい中、GL突破の為には最低でもイタリアから勝ち点を得なければなりません。ツェフを中心に粘り強い戦いが出来るか、正念場です。
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