地元でサッカー観れないなら地方へ行っちゃえ!
まだ人通りの少ない五反田に寝ぼけ眼の野郎共がごそごそと集まり、J2の試合が開催される仙台へ。

予定通りお昼前に着く事が出来ました。
写真では曇りのようですが、実際はとても晴れていましたよ。

サッカー遠征の楽しみの一つは何と言ってもその地の名産品を食べる事。
そして仙台と言えば牛タンでしょう!
いくつもある牛タン専門店の中から
「利久」を選び、入店しました。

もちろん牛タン、麦飯、テールスープにとろろがついた定番の「牛タン焼き定食」を注文しましたよ。それがこちらです。

このタンが、

こんなにぶ厚いんですからたまりません。

しかもやわらかくて、噛む度に肉汁がジュワァッと出てくるんですよ。その旨みと焼いて出る香ばしさのバランスが凄く良くて、とにかく美味しかったです。
もう帰ろうかと思うぐらい満足したおれ達は、運動がてらに街を散策する事にしました。駅前はどこも活気があるものですが、仙台はその範囲がかなり広いようです。
しかもどこへ出向いても活気に溢れていたので、地方都市によくあるようなさびれたような雰囲気は全く感じませんでした。さすが東北一の都市ですね。
高い建物も想像以上に多かったのですが、幅にゆとりがあるので全く圧迫感を感じません。

また、杜の都と言われるように緑がとても多いので歩いていてとても気分がいいですね。
こちらはその象徴の定禅寺通りですが、普通の道にも木々が多く植えてありましたよ。

街を気持ち良さそうに走り抜けるベガルタバス。

この他にもアーケードに旗が揚がっていたりと、ベガルタがかなり街に溶け込んでいる様子が窺えました。
そういえば、楽天モノは見かけた記憶がありません。探さなかったせいでしょうか。
そうこうしているうちに試合時間が迫ってきたので地下鉄に乗って向かいました。
仙台駅からスタジアムのある泉中央駅まではたったの十数分。駅前には広いイトーヨーカドーがあるので便利ですし、肝心のスタジアムへも徒歩で数分で着いてしまいます。しかも道中のアップダウンがあまり無いので楽に行けましたよ。
ユアテックスタジアムの上空には青空が広がっていました。

ちなみに
ユアテックとは電力設備が主の会社のようです。
会場は絶好のコンディション。
スタジアムそのものもサッカー専用競技場なのでピッチとの距離が近いですし、設備も充実していたので好印象です。

熱狂的なサポーターも多く詰め掛けていました。

これだけ条件が揃えば仙台サッカーも素晴らしいものに………


なるかと思われましたが残念ながら寂しい内容でした。
序盤こそお互いに決定機を創っていたのですが、先制点を奪われた15分頃からはずっと札幌ペースで試合が運ばれました。
それもそのはずです。
札幌は攻めてはしっかりとつなぎながらボールをフッキらに当て、その落しを中盤がサイドに開いて勝負し、守ってはしっかりと囲んで対応するなど攻守にわたって組織的な動きを見せていました。
しかし仙台は味方がボールを持っても0人!か一人ぐらいしか反応する選手がいません。あとは取り合えずFWの一角ボルジェスに預け、全てをお任せするというお粗末加減です。たまにトップ下が持っても前線が同一ライン上に並んでしまって相手のマークが外れず、パスを出せない、もしくはカットされる連続。また、ディフェンスは4枚なのですが、両サイドとも上がる場面は殆どありません。しかも負けているのにですよ。その上DFラインで安易なミスを冒すのですから観ていられませんでしたよ。
結局、仙台は0-2で札幌に負けたのですが完成度ではかなり開きがありましたね。この試合を観た限りでは3位という高順位が信じられませんでした。
かわいそうになるぐらいベガッ太君が凹むのも分かりますよ。

ベガルタ仙台のあまりに頼りない姿に、おれ達は危機感を覚えました。今楽しまないと、次のチャンスがいつになるか分からないぞ!
時間を見るとまだ夕食には早かったので仙台城(青葉城)跡へ行って伊達政宗公の像を拝んできました。

ここから仙台の街が一望できるのですが、残念ながら曇ってしまっていました。お天道様もあの試合にお怒りなのでしょうか。

お腹も空いてきたので街に戻り、
「こちらまる特漁業部」というお店へ。

店内にはいけすがありました。

まぐろ丼

刺身

寿司

どれもネタが新鮮で、見ての通り極厚。めちゃくちゃ美味いですよ!しかもかなり安い!!しばらく東京の居酒屋には行けませんよ(笑)
でも、このお店も地元の人にとっては数多くある海鮮居酒屋の一つに過ぎないのでしょうね。贅沢だなぁ。
そして締めはスウィーツ。「
ROMANDO ROLL」というお店へやってきました。

ここは全国展開している「フランスロール」のお店で、「フランスロール」とはクレープとほぼ同じものです。
いくつかある中からおれは「ティラミスミルフィーユ」を。

パリパリとした食感が楽しくて美味しかったですよ。
すっかり夜が更けてきたので車に乗り込み、40分ほどかけると活気ある街からすっかり離れ、山々の中へと入り込んでいきました。その山あいにおれ達が泊まる作並温泉宿
「一の坊」があり、そこで川のせせらぎを聞きながらゆったりと湯に浸かってその後ポルトガル×イランをみんなで観てから就寝。非常に充実した贅沢な一日を終えました。

翌日、朝起きてまずは朝風呂。透明度の高い広瀬川を眺めながら入るお風呂は最高でした。
しっかりと朝食を食べて出発。街の中心部から近いのにこれだけ素晴らしい自然に囲まれながら温泉に入れるのは良かったですよ。作並温泉、また行きたいと思います。

2日目最初の目的地は作並温泉と仙台の間にある鳳凰四十八滝です。
山あいを流れる広瀬川


これが所々でこのように滝になっているのです。


素晴らしいですね。どこか凛とした気持ちになります。
次なる目的地は松島。
仙台を突っ切ってから1時間弱で着きました。
目的は勿論、日本三景の一つ松島湾の景観なんですが、その前に近くにある瑞巌寺前の林道を散策する事に。

林道も素晴らしかったのですが、その周辺にあったものが気になりました。



まるで古代遺跡のようですが何だったのでしょう。詳しく調べなかったので未だに分かりません。
瑞巌寺そのものには見ずにいよいよ島のあるほうへ。
素晴らしい景色なのですが、濃い霧が立ち込めているのであまり写真栄えしません(笑)

とりあえず五大堂を観た後

橋を渡って福島島へ。

途中、丸々と太ったウミネコに出会いました。遊覧船で人からたらふく餌を貰っているのでしょうね。近付いても全く怖がりませんでした。

いよいよ島に入ります。

この島は全体が島植物公園になっています。
歩道がふかふかで歩き心地が良く、自然に囲まれ空気もきれいなので気分がいいですね。こんなところで毎日ジョギングしたいです。
植物については知識があるわけではないのでひたすら景色を楽しみました。天気が相変わらずなので写真栄えはしませんけど(苦笑)

車のある場所に戻り、高台にある西行戻しの松公園(名前忘れました)へ。
ここからの眺めが一番素晴らしかったです。

まだまだおれ達の旅は続く。
次なる目的地は塩釜。寿司を食べたらやはり美味く、しかも安かったのですが、前日の「まる特漁業部」に比べれば衝撃は薄かったかな。

その後、1200年異常の歴史を誇るという塩竃神社にもしっかり行って来ましたよ。


本来ならこれが旅の締めだったのですが、名残惜しさを感じたおれ達はまたもや仙台の街へ。
おれ達の選んだ締めの場所は、アーケード街にあったこちらの寿司屋
「うまい鮨勘」です。石巻直送なのはこの際気にしません(笑)

激安店なので一抹の不安があったのですが、食べた途端に吹き飛びました。期待を裏切らない街ですね!

仙台は食べるにも、観光するにも本当に最高の場所でした。
かといってこじんまりとした田舎ではなく、中心部はしっかりと都市然としているので住み心地も良さそうです。
足りないのは、そう、素晴らしいサッカーだけ!
しっかりしろ!ベガルタ仙台!
リーグ戦はまだ半分以上残っている。もう一度基礎から見直し、土台の強いチーム創りをして絶対にJ1へ上がって来い!!
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コメント
写真だけでもめちゃくちゃ楽しめた♪
来年はベガルタが昇格してくれば仙台まで行きたいなぁ
…って肝心のベガルタはあんまりよろしくない状況なんだね。
サポーターはホント素晴らしいので、
ぜひJ1に上がってきてほしいチームなんだけどねー。
2006-06-21 01:00 たかぴー URL 編集
もう一度同じ体験しても満足できるだろうし、他に楽しめそうなネタもまだまだ残ってる。何度でも楽しめる場所だね。
スタジアムも専用だし、たかぴーの言う通りサポーターもアツイから雰囲気も良い。
ホント、あとは内容だけなんだよね。
少し仙台サポのブログを回ったら内容・結果を冷静に受け止めていたからこの試合をもってして昇格絶望という事は無いと思う。
ただ、個人技頼みなのは否定できないようだから、このままの状態ではJ1に上がっても長くはいられないとも思う。
J1に上がってから組織を作るのでは遅いので、しっかり今から土台作りをして欲しいよ。何度でも東京との試合を観に仙台へ行きたいからね。
2006-06-21 07:24 いぎーた URL 編集