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匂いと疾走そして… J2 第5節水戸×柏[生観戦]

Jリーグ
03 /28 2006
関東圏で好カードが目白押しだった3月25日。
首位決戦の横浜FM×浦和はもちろん、千葉×鹿島もいい試合が期待出来ますよね。

しかしその中でもおれにとって抜群に魅力的なカードは水戸×柏でした。
エルゴラでも大きく取り上げられた通り、
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双方だけでなくJ2全体の今後も占える一戦だというのが一つ。

もう一つは、この時期の水戸周辺の街の魅力です。
そしてその魅力は期待をはるかに超え、大満足の遠征となりました。

開幕戦以来で2度目となる水戸遠征。
前日になって行く事を決意した仲間と上野に集合したのは9時少し前でした。
自由席特急券を買い、9時ちょうど発のスーパーひたち11号に乗って出発です。
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この特急に乗ってしまえば上野から水戸へはなんと一駅。
たったの1時間20分弱で水戸に着きました。近いぜ、水戸。
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黄門様の隣には梅がありました。
そう、今年はいつもより遅れてこの週が梅日和だったのです!
梅と言えば偕楽園!行かない手はないでしょう!

早速バスに乗って向かったおれ達を、偕楽園は満開の梅でもてなしてくれました。
これはすごい!梅の香りがすーっと入ってきます。
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どうです?”匂い”感じてもらえましたか?

樹齢約750年という太郎杉も立派でしたよ。
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見よ、この太い幹。
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梅の香りに包まれ惚けたまま、おれ達は水戸へ一旦戻るべくバス停へ向かったのですがどうやら暫く来ない模様。
仕方ないので大通りに出て別のバス停を探していると、何やら行列を発見。
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こんな古い民家に一体何が?と不思議に思って近づくと、のれんがありそこには「中華そば」の文字が!

ビビビビビ!
ここは入るしかないだろー!!

という訳で30分以上待って入った店内は昭和の香りを残す民家そのものでした。
正面右側のサインは武双山のかな?
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出てきたラーメンは期待通り、超オーソドックスでした。
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こういったラーメンが全盛の頃、おれはあまりラーメンを食べていません。
それなのになぜか、ホッとするような香りがしました。
ハッキリ言うと麺は伸び切っていて大した事ありません。
でも、このスープの不思議な魔力があるんですよ。
スッと入ってきてグッとその味を知らしめた後、またスッと引いていく。
舌にしっくりと来ますし後を引くクセになる味なんですよね。
並んでいる方々の殆どがリピーターの方でしょう。場所もそんなに良くないこのお店を一見で入るのはおれ達くらいでしょうから。
おれ達の向かいに座った初老の夫婦もリピーターでした。
聞くと、昔水戸に4年ほど住んでいて今は松戸に移ったのだがこのお店の味がどうしても忘れられなくてわざわざ来たのだと言います。
奥さんは「やっぱりシンプルが一番よね。昔はこういったラーメンが多かったわね。あなた達まだ生まれていないかしら?」そう言うと奥さんは陽気に笑いました。

店を出ると12時40分頃。すっかり予定をオーバーしてしまいました。このままバスを待っていては試合に間に合いません。
そこでおれ達は図々しくも先程の夫婦に頼み込んで水戸まで送っていただく事に。
おかげ様で13時10分水戸発笠松運動公園行きのバスに間に合いました。
恐らく目に触れる事はないかと思いますが、この場でもお礼を申し上げたいと思います。
本当にありがとうございました。

人の優しさに触れ、着いたは笠松。
「水戸漢祭り」の始まりだ!
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おっと、その前に忘れちゃいけないのが充実の笠松グルメ。
今回選んだのはこちら「エビチリ丼」
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プリプリのエビとチリチリのチリとガツンなボリュームのお米を食べて準備完了!

常磐線ダービーだけあって大量に来た柏サポも気合入ってます!
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水戸サポだって(気合では)負けてません!
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いよいよキックオフ!
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試合は序盤リズムに乗れない柏を水戸のプレスが襲い掛かってミスを誘い、水戸が押し込みました。
特にギター弾きのFWアンデルソンに当てた後の動きが良く、左サイドの大和田選手も果敢にオーバーラップを仕掛けていました。
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一時はゴールを奪ったほどだったのですがオフサイドだったので取り消されると、その後は最後のパスに精度を欠いたりいいスペースにボールを送っても走りこんでいなかったりでシュートに至らず。
徐々にリズムを刻みだした柏に主導権を奪われ、水戸ゴール前の混戦から放たれた思い切りのいいシュートで先制を許してしまいました。
抵抗を見せる水戸でしたが時間を追うごとに尻すぼみとなって前半が終了しました。

ハーフタイムのお楽しみは笠松グルメ第2章スイーツ編!
何種類もあった中、今回はコーヒーパフェを選びました。
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充電完了!水戸も復活しろー!

反撃が期待される後半開始!
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ハーフタイムで気合入れなおした水戸イレブンが縦横無尽にピッチを駆け巡る…………と思ったら元気だったのはアンデルソンだけでした。
前半目立っていた左サイドの大和田選手もすっかりおとなしくなってしまい、チーム全体がションボリ。こうなると技術で優る柏に勝てる要素はまるで無くなってしまい、そのまま何も起こらずに試合が終ってしまいました。

水戸にとっては心・技・体、全ての面で格の違いを見せられてしまった試合でしたね。
攻撃の場面でアンデルソンにある程度頼ってしまうのは仕方ないでしょう。
また、その共通認識があるからこそ彼を起点とした連携が山形戦よりグンと成長したのだと思います。
戦術面では大きな進歩を感じましたよ。
ただ、あまりに頼りすぎです。
アンデルソンは攻撃では全部のボールを受けるべく奔走し、守備ではワーストディフェンダーとしてかけずりまわり、こぼれ球になれば真っ先に競りに行っていました。
しかし、周りの日本人選手のフォローがあまりに薄すぎます。特に後半は心が折れてしまったのか、彼の1/2も走っていないのではないでしょうか。
観る限りアンデルソンは2ndストライカータイプだと思うので、キチンとフォローに入れればもっともっとゴールの匂いを醸し出せるはず。
どんな状況になっても90分間戦い抜いてゴールと勝ち点をもぎ取っていって欲しいと思います。

一方、去年チームがバラバラに崩壊していた柏ですが今ではすっかり一体感のあるチームになっていました。
繋げて崩す攻撃にはまだまだ改善の余地はありますが、相手がボールを持った時や奪われた直後の出足の早さ、球際のしつこさは入替戦の時とは比べ物になりません。
昇格の大本命、柏レイソルは順調にJ2を戦っています。

全く得点の匂いがしなかった水戸の試合が終了した後、おれ達は猛然とダッシュを開始しました。
あと30分後には佐和駅で電車に乗らなければならなかったからです。
その距離3キロ以上!!
普通にジョギングするなら余裕ですが、コートを着込んでいる上に色々と入ったカバンを提げてアップダウンを繰り返すのはかなりキツイ!!
それでもおれ達は携帯のGPS(通称グランパス君)を頼りに駅を目指して息を切らし背中に汗をかきながら走りぬけ、線路が見えるところまでやってきました。

おお、よかった。駅はすぐそこだろう。どうやら間に合いそうだ。

踏み切りを越え、携帯の指示通り駅舎へ向かう












が、一向に駅舎に入れる道が見当たらない。



これは、どういう事だ?



恐る恐る、地元のおばちゃんに尋ねる。

すいません、佐和駅に行きたいのですが?

「あいやー!」

あいやー?

「あんたたち、こっちきちまったのか。」


え? まさか?







「駅は踏み切りの向こう側を左だよぉ」






のぉおおおおおおおおおおおお!!




グランパス君、何してくれるんじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!






お礼を言って急いで戻るおれ達。

その時だった!!




カンカンカンカンカンカン




あの甲高い音がする。そう、踏み切りの遮断機が下りる音だ!!


うおおおおお、やべぇぇぇぇぇ!!!!!


間一髪踏み切りは抜けたおれ達だが、電車とおれ達との距離は容赦なく近づいていく。


クソッ!!


ここまでなのか!?


いや、ここで諦めたら今迄走ってきた事が無駄になる!!


疲労と葛藤と戦うおれ達をあざ笑うかのように電車がおれ達を追い越していく。


まだだ!!


まだ終わってねぇ!!!



しかし、試練はまだ待ち受けていけていた。

それは切符。

幸いにも佐和駅もSuicaだったのだが、慌ててカバンをまさぐる俺は手間取ってしまう。

既に電車は反対側のホームで待機しており、今にも発車せんと待ち構えている。

なんとかSuicaを取り出しホームに入ろうかというところで音楽が鳴り始めた。
発車の合図だ。




ここで行かれてたまるかーーーー!!!!





自分でも信じられないほどの早さで階段を駆け上がり、そして走り、降りる。

そうこうしているうちに音楽が止まってしまう。
ピピーッ!!




おれの体力はもはや限界だった………。






そしてそれは転ぶという最高に分かりやすく、最低でかっこ悪い形となって現れた。












そんなおれにとって救いだったのは、それが電車の入口だったこと。



おれは何とも無様な格好で電車に滑り込んだのだった。


スカスカの車内の客の視線は冷ややかだったが、おれは何ともいえない満足感に浸っていた。


(かけこみ乗車はものすごく危険なので絶対にやめましょう。おれも今では反省しています。)


ちょっと無茶な予定を立てたのには理由がありました。
もしこの時間の電車を逃してしまうと、次の目的地に着くのが日没後になってしまい魅力が大変に薄れてしまうのです。

そこまでして行きたかったところ、それは海!!
おれ達は海を見に行くのです。
おれは成長期を海とは疎遠な場所で過ごしました。だからか、海への憧れというか何と言うか、とにかく近いなら見に行きたいという思いが強いんです。
それともう一つ、この苦労(予想の範疇を思いっきり外れましたけどw)が後々スパイスになる事も計算に入れていました。
何のスパイスかは後々のお楽しみ。

息を切らしたおれ達を乗せて電車は平然と走り、一つ先の勝田へと送り届けてくれました。
ありがとう、常磐線。
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ここで乗り換えです。
合間に食べる17アイスがうまいうまい。

おれ達が次の乗るのは茨城交通。ご覧の通りパンタグラフも無いローカル線です。
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中には運賃箱が。
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内装はこんな感じ。ピンク色のカーテンがかわいらしい。
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のどかな畑をガタンゴトンと駆け抜け、
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やってきたぜ、阿字ヶ浦。
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夏は海水浴客でにぎわうのでしょうね。
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斜陽に映る茨城交通。帰りもヨロシク。
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早速海へ向かいました。
こういう下り阪でどんどん海が開けていく瞬間が一番ドキドキしませんか。
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近づくにつれて海の香りもどんどんと濃くなっていくのですが、茨城の海はなんだか、わかめラーメンっぽい香りがしました。
決してラーメン食べすぎたせいではない……と思いたい(笑)

着いたぞ!海だー!!
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海だ海だー!!
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広いなー!!
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大きいなー!!
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海には有無を言わさない迫力がありますし、何でも受け入れてくれる寛大さがありますね。
しばらく眺めているうちにしっとりと心に残るのは「来て良かった」という思いであり、「また来たい」という想い。

海沿いを走る少年。
君はその幸せに気付いているだろうか。
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なんてね!

次は違った角度から海を楽しもう、そう考えた次の手は温泉!
ここ阿字ヶ浦には海を望みながら入れる温泉があるのです!
その名も「阿字ヶ浦温泉 のぞみ」
時間に敏感だったのはこれがあったからですし、30分疾走の苦労をスパイスに変えるものというのもこの温泉の事だったんですよ!
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何でも風水温泉らしく、それにちなんだ仕掛けが色々あったっぽいのですがそんなのは正直どうでもよくて、ただただ海を眺めながら入る温泉がひたすら気持ちよかったです。
あ、ちなみに直ではなく殆どがガラス越しですよ。海が丸見えは逆もまた然りですからね(笑)

ガラス越しながら、しっかり堪能して超満足のおれ達を出迎えたのは夜の海でした。
また会おう!
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阿字ヶ浦駅では茨城交通が静かにおれ達を待っていました。
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駅を出ると、車窓には殆ど何も映りません。
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行きでは気付かなかった那珂湊駅の味のある駅舎
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無事に勝田駅で乗り換え、水戸駅へ。
いよいよ遠征もクライマックスです。

夜になってもなんだか威勢の良いスーパーひたちに乗って上野駅を目指しました。
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車内で、水戸駅で買った駅弁「よしのぶ」を頬張る。
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具は大した事ないし冷めてるしで大した事ないはずなのに、まるで極上の味のように感じられました。
これが遠征の魔力でしょうか。

上野に着いたのは午後8時半チョイ。
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あれだけ充実した遠征でこんな早くに帰れるとは。
なんて素晴らしいんだ水戸は!

英気を養って翌日は京都戦!
ワクワクしてきたぞー!!
Upした時には結果が分かっているんですよね。どんな気分で迎えているでしょうか。
今の表情でいられたらいいなぁ。
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コメント

非公開コメント

美しい写真の数々…楽しませてもらいました♪
しかし地元のおばちゃんの「あいやー!」って(笑)
めっちゃくちゃ笑わせてもらったよ。
最後の最後でのドラマティックな駆け込み乗車は
徳永の劇的決勝ゴールに勝るとも劣らないドキドキの展開だったなぁ!?

水戸は偕楽園とか海とかきれいで絵になるものが多かったよ。
たかぴーもこれで水戸に行きたくなった!?
駆け込みは鬼ごっこした子供の頃に戻った感覚だった(笑)
おかげで思いで深い旅になったよ。

試合だけじゃなく内容盛りだくさんの日記でした。
本当に楽しめました。

転んだ先が、車内と言うのがなんともドラマチック・・・っす。

それにしても帰京が20時半とは、驚きです。

今後ともよろしくお願いいたします。

>ばろんさん
レスおくれてすいませんでした。
楽しめていただけて光栄です。
水戸は楽しい上に近いのでオススメですよ。
もちろん、試合も宝の宝庫です。思わぬ掘り出し物があるかもしれませんよ!?
ワールドカップなどでJ1が中断した時にでも是非行ってみて下さい!
こちらこそこれからもよろしくお願いします。

いぎーた

FC東京が気になる人.

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