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基礎工事完了 第1節大分戦(H)[生観戦] 第2部

FC東京観戦記2006
03 /07 2006
順調な船出となったガーロ東京の開幕戦を振り返りましょう!

スタメン、システムはこんな感じでした。
2006000066.jpg

リチェーリのスタメン起用には驚かされましたね。
直前の紅白戦で主力組みに入ったという報道はありましたが、あまりに時間が短いのでまさか最初から出てくるとは思っていませんでしたから。

全体的にはボールを大切にしながら相手の隙を作って突く、というサッカーが練習試合やPSMを経ながら予想以上の早さで仕上がってきているなという印象を受けました。
ガーロ東京の骨格は出来上がったと言っていいと思います。

先日のPSMでもポゼッションの意識の高さは感じられたのですがなかなか縦にボールを入れられず、特に最終ラインからの組み立てには難を感じましたし、守備面でも簡単に最終ラインまで持っていかれる場面が多くありましたよね。
一週間では守備の決め事を増やすので精一杯だと思いじれったい展開を覚悟していたのですが、最終ラインからクサビのボールがバシバシと入ってすごく攻撃のバランスが良くなっていました。
リチェーリ、ルーカスだけでなく昨季はドンと真ん中で構えていたササもスペースを見つけては入り、しっかりとボールを受けてフォーローに来たMFに落としいくつかパス交換をして相手を引き付けてはサイドチェンジしてフリーの選手がチャレンジしていく、という攻撃が数多く見られましたね。サイドハーフの動きが良くなって彼らへ預ける場面が増えるだろう、という程度のみみっちいおれの予想を見事に裏切ってくれました。
最終ラインからトップまでコンパクトな距離感を保つだけでなく出し手と受け手が同じ画を描いていないと出来ませんよ、これは。

組み立てて崩すばかりでなく、カウンターの場面でも意思統一はされていましたね。
もともとカウンターは得意なチームですが、昨年までより更にゴールへの最短距離を描く攻撃が多くなったように感じます。
今野がリチェーリを意識してスペースに大きくボールを出し、リチェーリが少しタメながら突破してササがオシャレなシュートを決めた一得点目は昨年までの良い面を引き継いだ得点だと思います。
でも、同じくカウンターの場面で今野が出したスルーパスに対してササがおとり役となってつぶれ、リチェーリがダイレクトでGKの股を抜いて決めた2点目は去年までには見られなかった形ではないでしょうか。
このパスが最初からリチェーリが受ける事を想定して出したパスかは分からないのですが、去年までであればササはそのまま受けてからサイドのリチェーリに出すなりしていたような気がします。もしそうしてしまえば得点できた確率はおそらくぐっと低くなっていたのではないでしょうか。

守備もPSMの時よりグッと良くなっていましたね。
ただ良くなっただけでなく、去年より狡猾になったような気がします。
去年までもあるポイントに入るとスッと人が寄って奪う守備が出来ていましたが、今年はそのポイントにわざと誘導しているような印象を受けました。
相手ボールになった時はまずディレイさせる守備をしてパスコースを限定し、相手がそれならと出したボールを待ってましたとばかりに奪う場面が何回かあったように思います。
少なくとも縦に入ったボールに対しては厳しくいけていたので殆ど起点を作らせず、安心してみていられましたね。
後半の終盤は運動量が落ちてやや攻め込まれましたが、ルーカスがまるで戸田のような働きをしてフォローしたので短い時間で済みました。

現時点で既に良いサッカーが出来ていると思いますが、それでもまだのびしろがあると感じさせられたのも嬉しいですね。
この試合では相手が右サイドの縦を切る事が多く、左でチャレンジする場面がPSMよりも多かったように思いますが、今野と規郎の連携はまだまだ改善の余地があると思います。
また、守備の場面でも毎回ルーカスに今回のような負担を強いるのは酷と言うもので、終盤に入って全体的な運動量が減った時にどう対処するのかは今後の課題といえるでしょう。

大分に殆ど何もさせなかったので大きな課題は見つかりませんでしたが、まだまだ向上の余地があるので更に魅力的なサッカーが今後観られそうです。

さて、ここからは選手に目を向けて行きたいと思います。
まずは何と言ってもこの試合最大の発見、リチェーリから。
去年、練習試合で一度少しの時間観たので速いのは知っていたのですが、その時はまだスピードが上手くサッカーに活かされていない印象でした。
ところが、この試合ではデビュー戦にも関わらずササとまるで昔から組んでいたかのような息のあったプレーを見せましたね。
強さ、高さといった特徴のあるササとスピードと運動量のあるリチェーリのコンビはお互いが補完しあう理想的なコンビだと思います。
あれだけ速くてしかも上手い選手は東京だけ出なくJリーグ全体を見渡してもなかなか見当たりません。
終盤に削られた怪我の影響は気になりますが、1得点1アシストと素晴らしい結果を残したのですし好調なうちは引き続きスタメンで出して欲しいと思います。

1得点したササはプレーが一番変わった選手ではないでしょうか。
去年もゴール前ではしっかりと仕事をしていたのですが組み立てへの貢献度は低く、孤高の仕事人、といった印象でした。
しかし、今年は練習試合からよくスペースへと動いてボールを引き出していましたし、この試合でも何度もポストに入ってボールを確実に落としていました。
決定力の高いササをどう馴染ませて最初から使うか、は東京にとって大きな問題だったのですがササ自身の努力と最高の相棒に出会うという運にも恵まれ早くも解決した感があります。
この試合だけで今後もずっと機能し続けるというのは甘い見通しかもしれませんが、少なくとも去年よりずっと馴染んでいるのは間違いないでしょう。

前線のトライアングル最後の一人、ルーカスも素晴らしい働きを見せてくれましたね。
しっかりとボールを受けて落としたり、落とされたボールをダイレクトでスペースに出したりと好パスが増えましたし、ゴールへ入っていくタイミングも見事でした。
残念ながらゴールこそなりませんでしたが、その代わり守備での貢献は補って余りありすぎる程でしたよ。
高い位置からずっとプレスを掛け続けてくれましたし、戻りも感動するほど早かったですね。
ボランチやハーフの連携が熟成されてくればこの運動量を今よりも攻撃に集中して使えると思うので楽しみです。

この前線をフォローした今野、梶山、両サイドバックも良かったですね。
前線の外国人に頼りきったお任せサッカーにならず、一安心です。
先にも書いたように前線から最終ラインまでがコンパクトだったので2次攻撃、3次攻撃が出来ていましたね。
あとは梶山のミドルなどで結果の上でも頼りきりじゃないよ、と示してくれれば嬉しいです。組み立てや守備ではかなり貢献できていましたから。
今野も若干ポジショニングにとまどいがあったようですけど、2得点とも絡みましたし、馬力ある突破も見せてくれましたね。

規郎も良かったのですが、まだ若干上がるタイミングとプレーの選択、ポジショニングが洗練されていないようでした。
相変わらずゴリゴリと突破を仕掛けていたのですが、最近はやや相手を振り切れていない場面が多いのは少し気になります。
この試合で途中から出てきて活躍した信男のようなスピード一辺倒ではなく時には相手の間を外して上げるプレーは参考になると思いますよ。
守備では大きな破綻なくやれましたし、これからもっと良くなるでしょう。

徳永のプレーはこの日も素晴らしかったですね。
残された課題は終盤に入っても必要な時には上がれるようなペース配分と、この試合のように縦を切られた時にも大きな仕事をやってのける事ぐらいでしょうか。
たぶん、前者を克服するだけで海外に行ってもそこそこ活躍出来るレベルに達すると思いますが、後者を身につけたら海外でも武器になる選手になるでしょう。
早過ぎると思われるかもしれませんが、おれはもうある程度徳永が海外へ行ってしまう事を覚悟しています。
別に徳永が腰掛で東京にやってきたとか、海外志向が強いからという理由ではなく、単純に引き抜かれておかしくないレベルのプレーをしていると思うからです。
昨季終盤の今野に感じ、怪我前の石川にはまだ感じられなかった、何と言うか凄みを身に着けつつあるのではないでしょうか。
東京に出来るだけ長くいて欲しいのですが、納得できるオファーがいつ来てもおかしくないので、いるうちにプレーを目に焼き付けておきたいと思います。

うしろでは、伊野波がこの開幕戦でJリーグ正式デビュー戦ですよね、そういえば。
あまりに堂々とプレーしていたのですっかり忘れていました(笑)
PSMに引き続きよく相手の攻撃の芽を潰していましたし、最後の方ではなんと素晴らしい突破からチャンスまで作っていましたね。
この試合での課題を挙げるなら稀にあるミスパスを無くし、サイドチェンジを増やせという無茶な注文をつけるしかありません(笑)
しかしこの選手、よく東京を選択してくれましたね。
今野が負傷したチャンスを逃さず諸先輩方を押しのけて主力組に入り、今野が復帰したと思ったら宮沢を外させてしまう程の大物新人ですよ?
もし、今野が怪我をせずに最初からキャンプに合流出来ていたら出られなかった公算が大きいんですよね。
口説き落とした強化部も大したものです。

最終ラインでは茂庭と土肥の代表コンビの仕上がり具合が気になったのですが、流石でしたね。
土肥はまだ70%ぐらいだったと思いますが頼りになる安定したプレーを披露してくれましたし、茂庭もいつもの高いレベルのプレーを見せてくれました。新しい戦術にもほとんど違和感なくプレーできていましたね。この2人がいると東京のディフェンスがキュッと締まる感じがあります。

さて、最後は3年目にして開幕スタメン入りを果たした増嶋です。
この試合の出来は終始安定していて良かったですね。
統率力と経験があり、コミュニケーションの取れる茂庭に導かれる事で、前へ出て潰す彼の良さが存分に発揮されていました。茂庭はスピードがあるので相性もとても良いですしね。
ジャーンのコンディションが戻った時、ガーロがどういった選択をするのか。
増嶋を選ぶ可能性は案外高いのではないかと思っています。
理由のは2つあって、一つはリチェーリとの外国人枠の兼ね合いです。
絶妙なバランスを見せたトライアングルの一角を崩すのは勿体無いですからね。
そしてもう一つの理由は増嶋のフィードの良さ、パスの精度の高さです。
この試合では何度も最終ラインから前線へダイレクトにいいパスが通りましたが、その多くは増嶋が出したものでした。
先日のPSMで受けたブーイングへの強烈なアンサーと言って良いでしょう。
増嶋の高精度なパスは繋いで攻めるガーロ東京にとって大きな武器ですし、定着すれば生命線にすら成り得ると思います。
あのクサビが入るからMFは前を向いた状態で落としをもらい、そこから幅の広い選択肢が生まれるのです。
もしいなければせっかくコンパクトな陣形を保ってもFWにクサビが入らず、MFはなかなか前を向いた状態でパスを受けられませんし、かといって下手なパスを出せば即失点に繋がってしまいますよね。
ジャーンのパスが酷いという訳ではありませんが、増嶋の方がこの点では上でしょう。
後はヘディングを遠くに飛ばす事とミスパスを0に無くす努力を続ける事、今後も試合を通じて波を作らない事を心がければレギュラーを奪えるのと思います。

それにしても、いつの間にやら層が厚くなったように思うのは気のせいでしょうか。
連携面も選手個々を見てもまだまだ未完成な選手が多いので将来が楽しみで仕方ありませんよ。
200603050006s.jpg
大分はまだまだ仕上がっていないようでしたね。
昨年見られた後からどんどん追い越して攻めあがる攻撃がほとんどありませんでした。
東京がその起点を殆ど作らせなかったのもありますが、ボールが収まる選手がいなかったせいもありますよね。
新戦力のオズマール選手もまだ独りで戦っていてチームのためのプレーが少なかったのではないでしょうか。
せめてもう一人くらい強力な人材を入れないと厳しいと思いますが、大分にお金はありません。
シャムスカ監督が今いる選手達の(失礼ですが、あまり多くなさそうな)潜在能力をどれだけひねり出せるかに大分の命運がかかっているようです。
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コメント

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祝!勝利!

ご無沙汰してます。いよいよ開幕したね。いつもながら詳細なレポートで参考になってます。MXはおろか、CSも見れないので想像してるよ。ラーメン食いてー!!

>砂漠でも負けるわけはないさ、さん
お久しぶりです!
ついに開幕しましたよ~。しかも、かなり今後に期待を持てる内容でした。
次に観れそうなのはワールドカップ中断明けでしょうか?
その時は東京の変貌振りにビックリするかもしれませんよ~。
去年の事があるので大きな事は言えませんけど(笑)
その時には祝勝会でラーメン食べに行きましょう!
何よりまずは無事に帰ってきてくださいね!!

おひさしぶりです!!細かいレポート読みいってしまいました。。でも、感じたことは大体おなじなのでよかったです!
まっす~の動きはかなり良かったですよね~!!ジャーン帰ってきたときどうなるかわからないですが、まっす~には大チャンスですね!!頑張ってほしいです!!

シャチさんこんにちは!
まっす~はPSMで悔しい思いしましたからね(笑)
期するものがあったのではないでしょうか。
彼のフィードは東京にとって武器になるのでジャーンと甲乙付けがたいですね。
こう書ける事がうれしいですよ、去年までは差がありましたから。
まだ波があると思うので、それをどう克服するのかですね。期待しましょう!

ところで、何故かシャチさんのブログの記事が表示されないのですが……。

と思ったら、何度かリロードしたら表示されました!!
すいません。原因はなんだったんだろう。

いぎーた

FC東京が気になる人.

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