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高校サッカーが迎えた転換期 第84回全国高校サッカー選手権 決勝 鹿児島実業×野洲[生観戦]

高校年代サッカー
01 /10 2006
毎年恒例の親族会で挨拶を済ませ、急いで国立へ。
着いたのは前半終了間際。
電光掲示板で野洲が1-0でリードと知り、少し驚きました。

HALF TIMEになるのを待って仲間と合流。
国立の空はこの日も青く、その上風も無かったので穏やかな絶好のサッカー日和でした。
200601090001s.jpg

仲間に前半の様子を聞くと、序盤はいつものように鹿実が押していたけれど、それを凌ぎ切ると20分頃からは野洲がペースを握って見事なサッカーを披露したそうです。
先制点はセットプレーの流れから、との事。
鹿実お得意のスタートダッシュを防いだ上に堅牢な守備を崩すとは!!
後半がますます楽しみになりました。

鹿実ボールで待望の後半開始です。
200601090003s.jpg

開始直後に怒涛の攻めを見せたのは予想通り鹿実でした。
前線からの素早いプレスにさしもの野洲も繋がずにクリアする場面が多くなり、セカンドボールは出足の良い鹿実が拾って波状攻撃。
また、なんとか繋いでも鹿実の寄せが早いのですぐに囲まれてボールを奪われてしまうので一方的な展開になりました。
幾多のチャンスを迎える鹿実ですが、なかなか入りません。
そんな時間が20分も過ぎると前半同様に鹿実の足は止まるのだろうな、と思っていました。
しかし、そんな陳腐な予想を裏切り、鹿実は出足を衰える事なく攻め続けました。
何という運動量、勝利への執念なんでしょう!!
この時点でもう胸にこみ上げてくるものがありました。
野洲高校も黙ってはいません。
どんどんと前掛かりになっていった鹿実の穴を突き、素晴らしいパスワークと7楠神らのスピードを活かしてむしろ鹿実より多くの決定機を生みました。
が、この日も決定力だけが足りず突き放すには至りません。
そして後半34分、CKの流れから鹿実11迫田の得点が生まれ、遂に試合が振り出しに戻りました!

追いついた後ややペースダウンした鹿実と攻めにかかる野洲は一進一退の攻防を繰り返すも得点は生まれず、試合は延長戦へ。

野洲ボールで延長前半開始。
200601090005s.jpg

運動量の豊富な両チームでしたが、ここまで来ると差が現れ鹿実が優勢に試合を運ぶようになりました。
しかし、野洲ディフェンスは最後の一線を越えさせず、時折カウンターで応酬しました。
お互いに決められず、延長前半は0-0で終えました。

鹿実ボールでいよいよ最後の攻防戦へ。
200601090006s.jpg

流れは運動量に勝る鹿実に更に傾き、野洲は苦しくなる一方でしたが高い集中力でゴールを許しませんでした。
そればかりではありません、彼らはチャンスを虎視眈々と狙っていました。
7分、ようやくボールを奪って中盤の選手に繋がりましたが、この時点ではまだ前に2人程しか選手がいませんでした。
ボールを受けた選手はすぐに左にいた選手(7楠神選手かな?※3田中雄大選手でした)に渡すとこの選手が右サイドをするすると上がっていた14乾選手へピタリと渡るダイレクトパス!!
一気に形勢が有利になった野洲の乾選手はそのまま右サイドを駆け上がると中央に入ってヒールパス!!
これを受けた10平原が右サイドを走ってきた19中川に素早くパスし、クロスを挙げると中には4人もの選手が!!
そのうちの一人、12瀧川が見事に押し込んでゴーーーーーーーール!!!

うおおおおおおおおおおおおお!!!!!!

凄すぎるーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!

こんな時間になんてプレーをやってのけてしまうんだ野洲高校は!!!!

追い込まれて前に急ぎたい状況にも関わらず、左に預けてしまう憎らしいほどの冷静さ!
体力など殆ど残っていないはずなのにダイレクトでサイドチェンジをピタリと成功させてしまう視野の広さと技術力!!
パスが来ると信じて走る信頼感!!!
中に入ってヒールパスを使ってしまう大胆さ!!!!
しっかり感じて受け、即次のプレーに移る発想力!!!!!
DFでありながらゴール前まで上がってしまう勝利への執念とゲーム勘!!!!!!

いくら褒めても褒め足りない程に野洲の魅力が詰まったスーパーゴールが生まれました!!!!!!!!

これだけ素晴らしいプレーをされてはさしもの鹿実ディフェンスもすっかり翻弄されてしまいますよ。

拍手とどよめきがおさまらないまま試合再開。
後が無くなった鹿実ですが、決して勝利を諦める事はありませんでした。
セットプレーではGKも上がって得点を狙いました。
(分かり難いと思いますがPA内にいる緑色の選手がGKです。)
200601090009s.jpg

必死に攻める鹿実ですが、野洲が粘り強く跳ね返し続け遂にタイムアップ!

野洲高校優勝!!!!

優勝の喜びを爆発させる野洲イレブンと倒れこんでしまった鹿児島実業イレブン。
200601090010s.jpg

高校サッカー史に間違いなく残る名勝負を演じた両イレブンへの拍手で国立が包まれました。
いくら拍手しても褒めても足りません。
両チームの勝利へかける気持ちと高い技術がビシビシと伝わってくる試合で、途中からでも駆けつけて本当に良かったと思いました。

野洲が素晴らしい展開で攻撃を仕掛けるのは既に分かっていたのですが、この日は途切れない守備が目を惹きました。
シュートなどを一度防いだ後は普通なら少し間を置いてしまいますが、彼等は流れるように次のプレーに移るんですよね。
だから鹿実がこぼれ球を押し込もうとしても寄せられていい状態でシュートを撃つ事が出来ていませんでした。
後半以降だけで何本もシュートを撃った鹿実ですが、ダイレクト以外で思うようにシュートを撃てる瞬間があったのはバイタルエリアから放った1度だけだったと思います。
たったワントラップの間も許さない野洲の対応は素晴らしかったですね。
そして、そんな状況でもゴールを挙げてしまう鹿実も流石です。

鹿実で目を惹いたプレーはCKです。間接的に得点にも繋がりましたね。
CKを蹴る前はこのように一箇所に何人もの選手が集まり、
200601090007s.jpg

蹴る瞬間になって散らばる、というやり方をしていました。
200601090008s.jpg

観た覚えのないやり方だったので感心したのですが、王道のプレーなのでしょうか?
最初にあれだけ密集されるとDFがマークに付けないので面白いプレーですね。

そして、最も面白かったのはボールキープの仕方です。
両校共にキープ力が高かったのですが、その方法が対照的に見えました。
鹿実は強いフィジカルを活かしてガッチリとキープ。
一方の野洲は体の入れ方を工夫してボールをキープしていましたね。
ドリブルでも鹿実の重戦車のようなドリブルに対し、野洲は戦闘機のように軽やかなドリブルを披露しました。

近年(というより昔から?)、高校サッカーは国見や鹿実のようにフィジカルで勝るチームが結果を残してきました。
技術よりフィジカルを高める事が高校サッカーにおいて結果を出す近道のように思われていたと思います。
しかし、野洲はこの考えに一石を投じました。
何より素晴らしいのは“優勝”という最高の結果を残した事です。
もし彼らが鹿実に敗れていればフィジカルに勝る近道なし、という認識を再確認する場になっていたかもしれません。
野洲高校が優勝した事は間違いなく全国の指導者の認識を変えるインパクトを残したはずです。

サッカーに必要なのは果たして何だろうか。
相手の意表を突く攻撃は練習で培えないものだろうか。
決定力の才能を練習で埋める事は出来ないだろうか。
日本を代表する選手に育てるために必要なものは今鍛えてる部位の筋肉だろうか。

サッカーファン、そしてサッカー指導者にとって一からサッカーを考え直すヒントを与えた大会だったと思います。

鹿児島実業ナイスファイト!!

そして、

野洲高校優勝おめでとう!!!!!

来年は決定力もある野洲が見たい、と思うのは贅沢でしょうか(笑)


興奮冷めやらぬおれ達は秩父宮ラグビー場で社会人ラグビーを観ていた「くつろぎかふぇ」の太一.さんとFRESHNESS BURGERで合流し、早速試合の感動を伝えました。
そしてしばらく談笑した後はみんなでラーメンを食べに神楽坂へ!!

今回のお店は駅近くにあるお店「龍朋」
ラーメン屋というより中華料理屋といった佇まいでした。
200601090011s.jpg

注文したのは「広東ラーメン」です。
200601090012s.jpg

ジャージャー麺のような麺をトロッとしたあんかけが包んでいました。
先日食べたお店同様、このお店も味付けが絶妙で素材の味を引き出していて実に美味しかったです。
ご覧の通り器一杯に美味しいスープと麺がギッシリで量も申し分ありません。
麺が最初から柔らかめな上にスープがあんかけで熱いために伸びやすいのが唯一の欠点ですね。
食べる時はサッサと食べ切るか、予め麺を硬めで頼みましょう(笑)

ラーメンが美味い店には珍しいゆったりとした店内の中でおれを含めた東京サポ3名、マリノス&ベルマーレサポ1名、レッズサポ2名で行われたサッカー談義はいつまでも尽きる事無く暖かな雰囲気に包まれながら夜が更けていきました。
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コメント

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お疲れ様

昨日はお疲れ様です。
太一さんとその友人も加わり
いろいろな話題で盛り上がって
楽しかったですね。

野洲高校の優勝は高校サッカー界に
一石を投じることは間違いない
ですね。この野洲高校の選手は
セゾンFCというジュニアユース
出身者で占められており、そこの
監督が野洲のコーチをやられており
いわば参謀のような役割を担って
いるそうです。
詳細は下記のリンクをご覧ください。

http://koojimc.livedoor.biz/archives/cat_50003956.html

お疲れ様でした~。

いやー、面白かったね!!
この大会で高校サッカーの目指す方向が変わるかもね。

情報ありがとう!
以前に野洲は選手を全国から集められた高校じゃないと書いたけど、セゾンから集めている事に意味があったんだね。
これからじっくり読ませてもらいます!

訂正しときますよ

4荒堀が決勝ゴールではなく、FW瀧川だぞ!素直に訂正しなよ。醜い文章だぞ

ご指摘ありがとうございます!!
訂正しました。
重要なトコで間違ってましたね。
スーパーサブの決勝ゴールを間違えて書いてしまうなんて。

こんにちは! お邪魔します。
「高校選手権でも名試合」と思われる試合を生で見れて良かったですね。
「ドリブルでも鹿実の重戦車のようなドリブルに対し、野洲は戦闘機のように軽やかなドリブル」まさにその通りですね。 
身体能力に勝ると思われる鹿実に、延長戦で得点し勝ち切ったところで、テクニック以外も積み上げてきてる凄さを感じました。

>ノエビア大谷町第2代理店さん
ようこそ。
お互いの意地と意地がぶつかり合った素晴らしい試合でしたよ!
後半からでしたが観られて本当に良かったです。
野洲はテクニックに溺れない点と運動量の土台がしっかりしている点も今迄の高校とは一味違いますね。
あとは決定力ですね(笑)

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