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哲学が培う創造性 第84回全国高校サッカー選手権 準決勝 野洲×多々良学園[生観戦]

高校年代サッカー
01 /08 2006
「練習開始が12時から10時に変更になりました。」
所属するサッカーチームから前日にメールが届いた時真っ先に思い浮かんだのは高校サッカー。
すぐさまチケットを手に入れました。

当日7時半起床。
着替えるのは面倒な上に荷物にもなるので、全身ジャージで身を包んで待ち合わせである東京国際フォーラムへ。
200601070001s.jpg

本年初練習はボールを一切使わないフィジカルトレーニング。
我がチームは去年から急に部活チックになったのです。
自主的に集まった人達だけでやるから、やらされ感が無くて楽しく練習できるのが部活との違いかな。
これでもかというくらい青い空の下みんなで新年のご挨拶をして、さっそく練習。
最初のメニューは皇居周り一周。幕開けに相応しいメニューでしたね。
おれは皇居周りを走るのは初めてだったんですが、氷の張った池と橋、そして木々のコントラストがかなり美しかったです。
今度機会があれば走りながら写真を撮ってみたいけど無理かな(笑)
その後はダッシュやら腹筋やらが混ざった筋力&アジリティトレーニング。
おれにはかなりキツかったのですが、最近特に運動不足なのでこれくらいが丁度いいのかもしれないしれませんね。
充実した練習が出来たので我がチームはかなり良いスタートが切れたのではないでしょうか。
チームメイトも「始め良ければ終り良し」と迷言を残してくれました。
今年こそDに勝つぞ!!

そして終った後はお食事。
練習後にみんなで食べる飯っていうのはめちゃくちゃ美味いんですよね。
それと、チームメイトの赤ちゃんかわいかったな。
そんな至福の時間はあっという間に過ぎ、慌てて国立へと向かいました。
家に帰って着替える予定だったのですが仕方ありません。

青赤仲間と合流して国立へ。
準決勝第二試合のカードは野洲×多々良学園でした。
200601070002s.jpg

面白いと評判の野洲は一体どんなサッカーをしてくれるのか、学園存続に揺れる中奮闘する多々良学園はどう奮闘してくれるのか期待が膨らみました。

試合前、厳しい状況の中かけつけてくれた応援団に挨拶する多々良学園。
200601070003s.jpg

野洲ボールで前半開始。
200601070006s.jpg

試合を観ながら壮観な眺めにも見とれてしまいました。
200601070007s.jpg

始めにペースを握ったのは野洲でした。
ボールを繋げる意識が高いなんてものじゃない程に徹底されている上に判断が早くて正確、受け手もスペースをみつけるポジショニングに優れているので面白いように相手の急所をエグって行きました。
そしてPAに入ればフットサルをしているかのような足技とアイディアを見せ、それにオフザボールの選手が見事にシンクロしていて魅惑的なサッカーを披露しました。
システムは3-5-2のワンボランチなのですが、3バックとワンボランチ以外が流動的にポジションを変えながらも見事にボールに絡み機能する様は非常に美しかったです。
しかし最後のシュートだけが上手くいかず、10分過ぎ頃になると多々良学園の守備陣がある程度慣れ始め、FWにボールが収まり始めると徐々に流れをイーブンに戻していきました。
多々良学園の攻撃はテクニックとパワーのmix。
野洲に比べれば粗さはあるものの、中盤を意図のあるパスワークで繋ぎ、パワフルな前線に繋げるとDFを振り切ってシュートをする場面が何度も観られました。
しかし、こちらもシュートはバーを叩いたり枠を外したりと精度を欠いて得点ならず。
前半だけでかなりの決定機を創り出した両者でしたがスコア上は0-0で前半を折り返しました。

多々良学園ボールで後半開始。
200601070010s.jpg

この試合で足りないのはもはやゴールだけといった前半でしたが、その待望の得点が早々に生まれました。
後半5分、野洲の7楠神が右サイドを突破すると相手DFをまた抜きしてPA内に進入してクロス、これを12瀧川がキッチリ決めて野洲が遂に先制点を奪いました。

多々良学園は10ダンらのフィジカルを活かして反撃を試みるも、野洲の運動量と判断の早さがまるで落ちずに一進一退の攻防。
特筆したいのは野洲の守備面についてです。
フィジカル的にキツくなるはずの後半になっても彼らは積極的にボールをかなり高い位置から囲い込んで奪う事に成功していました。
そしてそれがすぐ様攻撃に繋がり相手に脅威を与えていました。
何故彼らはこんな事が可能なのでしょうか。
もちろんベースは運動量にあります。
しかし、もう一つ挙げたいのは“距離感”です。
彼等はショートパスを主体とした攻撃を仕掛けるので自然とボールを持っていない選手は持った選手に近からずも遠からぬ位置にポジションを取っていました。
だからボールを奪われた後も素早く無駄なく相手のボール保持者を囲む事が出来て、奪えばすぐに思い通りの攻撃を仕掛けられたのですね。
野洲の山本監督が「守備と攻撃を分けて指導することはしていない」から出来る事なのでしょう。
もちろん、完全ではないので奪えず相手の決定機になってしまった場面がいくつかありましたが。

また、これまで野洲のパスばかり強調していましたが、カウンターを仕掛ける場面が多くなると今度は高いドリブル突破能力を見せつけてくれました。
これがあるから相手は飛び込む事も出来ず対応に困るんですね。

試合は進む程に野洲の上手さと両者の決定力不足を露にする展開でスコアが動かないまま終了。
4-2ぐらいの内容ながら、スコアは1-0で野洲高校が決勝にコマを進めました。

野洲のアイディアと技術、多々良学園の屈強なフィジカルを存分に楽しめた試合でした。
この試合ほどヒールパスが効果的に使われた試合を観たのは初めてです。
また、お互いの技術が高い上に野洲がクリアなど受け手のいないパスを極端に避ける為アウトオブプレーが殆どありませんでした。
これ程切れない試合はJリーグを含めて殆ど無いと思います。

選手で目立ったのは野洲の14乾、9青木、10平原、7楠神選手です。
乾選手のベースポジションは左WBなのですが、自由自在に動き回りながらも組織と噛み合っていて見事でした。
左サイドを力強く突破したかと思えば中央に流れて芸術的なパスを出したりと如何なく才能を発揮。
最後の方は素早い切り替えしで何度も相手DFを振り切るなどやりたい放題でした。
これでまだ二年生。中京大中京の伊藤と合わせて来年が楽しみな逸材です。
青木選手も素晴らしい個人技で相手DFを抜き去って何度も決定機を作り出しました。
ただ、純粋な点取り屋とは言うより、チャンスメイカーという側面が強いと感じました。
平原は何度もそこを通してしまうのか、そんなとこを見ていたの!?と驚きを与えてくれるパスを連発しました。
楠神選手も素晴らしいポジショニングと突破、そして気の利いたパスを何度も送っていました。
あとは優秀なフィニッシャーさえいればいう事ないのですが(笑)

多々良学園では素晴らしいボールキープを見せた8平間選手が良かったです。
10ダン選手も目立ってはいましたが強さ以外の何かを感じる事はありませんでした。

この試合の面白いコラムを見つけました。コチラです。
多々良学園の白井監督が語るこの大会への切実な想いが伝わってきますし、何と言っても野洲高校の山本監督が語るサッカー哲学は必読です。
「技術をベースに判断の速さで勝つサッカー。」こそ身体能力に優れない日本が追い求めるべきサッカーではないでしょうか。
また、「近年、日本サッカー界のレベルの向上は著しいが、同じような選手が多いのではないか」には同意してしまいますね。

創造性は培うものではなく才能によって生まれるもの、今迄そう考えていましたし、否定出来ない面はあると思います。
しかし、野洲高校や記憶に新しい甲府のサッカーはその常識を打ち崩したのではないでしょうか。
野洲は失礼ながら全国から選りすぐりの人材を集めた高校ではありません。
しかし、無名の選手達は山本監督の哲学の下で創造性を育み、個人として、チームとしてクリエイティビティーを如何なく発揮しました。
甲府も選りすぐりの人材が集まったクラブとは言えません。
何せ主力の殆どはJ2のお荷物クラブだった頃からの選手ですから。
しかし、彼らも一貫したクラブ哲学(攻撃的サッカーを志向したのは大木監督だけではありません)の下でチームとして創造性を発揮するようになりました。
この両チームが示した事、それは創造性も練習によって培う事が出来るという事実です。
ここで大事なのは創造性を発揮する選手一人にその役割を担わせるのではなく、チームとして目指すという事ではないでしょうか。
いくら一人の選手に見えていてパスを出しても受け手が感じていなければ何の意味も無いのですから。

準決勝のもう一つのカード、鹿児島実業×遠野は3-0で鹿児島実業が勝ちました。
生観戦した友人によると、圧倒的な内容だったとの事。ここまでは予想の範疇です。
しかし、野洲のような素晴らしいチームが現れるとは思いませんでした。
いくら鹿実に隙が無いとはいえ野洲の攻撃をもってすれば決定機は何度か作れるはずです。
予想は鹿実優勝のままですが、野洲にも充分可能性があるように思います。
これは決勝が楽しみですね!!

娯楽サッカーを観た後におれ達が向かったのは四ツ谷です。
勿論、ラーメンを食べに(笑)
今回選んだお店は「広島つけ麺 ぶちうま」
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広島つけ麺とはどんな味なのでしょうか、ドキドキしながら店内へ。
入って早速注文したのですが、その時に「辛さは何段階?」と聞かれました。
何の事だろうとよくみると目の前にこんな紙が貼ってありました。
200601070015s.jpg

辛いつけ麺とは想定外。
しかも読めば読むほど恐ろし気な事が書いてあります。
辛いのが苦手なおれは恐れおののきながらも5にしました。

あまり間をおかずに出てきたつけつゆがこちら。
200601070013s.jpg

赤い……。
見るからに辛そうです。

そして麺がこちら。
200601070014s.jpg

今迄つけ麺は中~太麺ばかりだったので細麺が出てきた事にまたビックリ。
ドキドキしながらつけ麺につけて食す。
あれ全然辛くな…………辛い!!
食べ始めはむしろ甘さを感じたのですが少し後に喉に来て、その後唇に来ました(笑)
やっぱり気になるのは最初にくる甘さですよね。
何でもこのスープ、トマトを3時間も煮込んだのを含んだ上にスパイスにも甘みがあるそうです。
また、麺の上に載ってるキャベツときゅうりがこの上なく甘美味い!!
これらを引き立たせるために麺が細麺なんでしょうね。もの凄くバランスが良いです。
自由に足せるゴマも美味しいですし。
一旦食べ始めると病みつきになり、あっという間に食べ切ってしまいました。
辛いのが苦手なおれ達(仲間も苦手だった)ですらこの味は大満足!!
しかも、このつけ麺は麺もつゆも冷たいから夏にこそ最適で冬はちょっとキツイ状況なのに!!
辛いのが普通に好きな人が夏にこれ食べたら発狂するかも(笑)
ハッキリ言ってオススメです。
ちょっと分かり難いところにあるので行く時は充分調べ、この看板を見逃さないように!
200601070012s.jpg

外に出ると冷たい風が熱くなった唇を冷やしますが時間を見るとまだ17時。
まだまだ遊び足りないぜ!!

という訳で映画を観る事にしました。
色々検討した結果、お台場に行く事に。
新橋でゆりかもめに乗り換え。

台場駅で降りてAQUA CITYの奥にあるmediageへ。
お台場で遊ぶなんてかなり久しぶりです。
甘い思い出がよみがえ…らなくていいよ!切なくなるから!!

選んだ映画は「ハリーポッターと炎のゴブレット」
ハリーポッターシリーズってまるで観た事無かったので。
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快適な席で観た感想は……

二度とハリーポッターなんか見るかバカ野郎!!

この映画の見所って一体何処!?
まさか異常に長いエンドロール?
映像に驚きも美しさも無く、演技が上手い訳でもなければ美人が出てくる訳でもない。
その上、煽動映画かと邪推してしまうようなストーリー。(何に対してかは深く書きたくありません。)
大人は勿論だけど、子供にも見せたいと思うような映画じゃないよ。
オフの日にこれ程の憤りを覚えたのは久々です(苦笑)

これならキングコング(まさかの超大作で3時間もあるらしいw)にすれば良かったかな、なんて仲間と愚痴りながら外へ。
全身ジャージ姿のおれにも強く冷たい風が容赦なく吹きつけるなか臨海線の駅へ向かって帰宅しました。

大外れだった締めを含めて、強い印象の残る出来事の多い一日でした。
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コメント

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高校サッカー

いつも戦況分析すごいですね。
面白く読ませていただきました。
「近年、日本サッカー界のレベルの向上は著しいが、同じような選手が多いのではないか」全く同感です。
いろんな指導者が出てくれば、益々面白くなりそうです。
決勝のカード楽しみです。

この試合は3人で観ながらここがすごい、あれがすごい、と言いながら観ていたんです。
だから、戦況分析は私一人の力じゃありませんよ(笑)

野洲高校の面白さは技術の正確性に加えてチャレンジする姿勢があった事です。
ノエビア大谷町第2代理店のおっしゃる通り、自分の哲学の下で選手達にトライさせる度量を持った監督が出てくれば面白くなると思います。
決勝が楽しみですし、観たいのですが行けるか微妙な状況。
何としても生で観たいーーー!!

いぎーた

FC東京が気になる人.

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