3進7退2進2退6進 PLAYBACK FC東京 2005

PLAYBACK FC東京
12 /18 2005
PLAYBACK2005
初回は結果を中心に振り返っていこうと思う。
まずは2005年シーズン前の補強動向から。
2004-2005s.jpg

ケリー、阿部という主力の放出に対して即戦力の加入は栗澤、ダニーロ、藤田と質を考えると短期的な戦力層はやや薄くなった。
特にFWは戸田を含めて3人と明らかに少ないままスタートした。
対外活動では都心を意識し始め、六本木ヒルズで写真展が開催され、こんなマスクが抽選でプレゼントされた。

シーズン前の石垣島キャンプで原監督が試していたのは今野、馬場、そして新加入ダニーロを逆三角形に配置した4-2-3-1。

     ルーカス
 規郎       石川
   ダニーロ 馬場
      今野
金沢  茂庭  ジャーン 加地
      土肥

しかし、キャンプ終了後、馬場が怪我で離脱してしまう。
原監督が代役に抜擢したのは新人らしくない新人、栗澤だった。

PSM 川崎フロンターレ ● 0-1

しかし、内容は散々。特にダニーロは周囲と全く呼吸が合っておらず攻撃のブレーキとなってしまっていた。
これを受けてダニーロはまだ時間がかかると判断した原監督は宮沢を起用し開幕戦に臨んだ。

     ルーカス
 規郎       石川
    宮沢  栗澤
      今野
金沢  茂庭  ジャーン 加地
      土肥

オープニングゲストにはアニマル浜口が呼ばれ、気合を注入した。
第1節 アルビレックス新潟(H) ○ 4-0
第2節 サンフレッチェ広島(A) △ 0-0
NCGL第1節 柏レイソル(A) ● 1-3
NCGL第2節 大分トリニータ(H) △ 0-0
第3節 ヴィッセル神戸(A) ○ 2-1
第4節 ジュビロ磐田(H) ○ 1-0


開幕戦で快勝した東京は(ナビスコはともかく)リーグ戦では勢いを保ち、苦手だったジュビロ相手に勝ち切って成長した姿を見せたかに思えた。
ところが…

第5節 名古屋グランパスエイト(A) ● 0-1
第6節 浦和レッズ(H) ● 0-2
第7節 ガンバ大阪(A) ● 3-5
第8節 柏レイソル(H) ● 0-2
第9節 大分トリニータ(A) ● 1-2
第10節 鹿島アントラーズ(H) ● 0-2


グランパス戦での藤山、茂庭を筆頭に怪我人が続出し、二番手の選手すら欠く状態に。
期待のダニーロも一向にフィットせず、リーグ戦6連敗と泥沼に陥ってしまった。
この状況に何かせずにはいられなかったのかさせられたのか。
大宮戦入場前には選手直筆の決意表明なるものが配られた。

第11節 大宮アルディージャ(H) △ 3-3
第12節 ジェフユナイテッド千葉(A) ● 1-2
NCGL第3節 ジェフユナイテッド千葉(H) ● 0-1
NCGL第4節 大分トリニータ(A) ○ 2-0
NCGL第5節 柏レイソル(H) △ 0-0
PSM ユベントス ● 1-4
NCGL第6節 ジェフユナイテッド千葉(A) ● 2-3


異常な程の闘志を剥き出しにした大宮戦だったが、土壇場で追いつかれてしまい失意のドロー。
ナビスコの大分戦辺りからシステムを4-4-2にしたがあまり機能しなかった。

    戸田 祐介
 栗澤       石川
    宮沢 今野
金沢 茂庭  ジャーン 藤田
     塩田

結局その後も立ち直れず、前年度覇者として迎えたナビスコカップを予選最下位という最悪の結果で終えて中断期間に入った。
さすがに危機感を覚えた東京フロントはフィットする見込みの薄いダニーロをレンタル移籍で放出し、南米選手権得点王ササを加えてテコ入れを図った。
暑い中にも冷や汗のしたたるHOT6が待ち構えていた。

第13節 セレッソ大阪(H) △ 2-2
第14節 川崎フロンターレ(A) △ 0-0
第15節 緑(H) △ 0-0
第16節 清水エスパルス(A) ○ 1-0
第17節 横浜F・マリノス(H) ○ 4-0
第18節 ヴィッセル神戸(H) △ 1-1
PSM FCバイエルンミュンヘン ● 0-4


HOT6を土壇場で追いつかれるという最悪の緒戦でスタートし、緑戦ではいいところなく引き分けた上に灰皿事件が起きるなど雰囲気は最悪に。
しかし、土壇場の清水戦で4-2-3-1に戻したせいか12試合ぶりの勝利を収めると、次の横浜FM戦も相手の油断をついて完勝。
神戸との試合は引き分けだったものの、終ってみれば負け無しでHOT6を切り抜けていた。
選手起用では、川崎戦からワールドユース帰りの梶山がスタメンに使われ始めたが、能力を発揮するまでには至っていなかった。

    ルーカス
 戸田      規郎
     栗澤
   今野  梶山
藤山 茂庭 ジャーン 加地
     土肥

また、満身創痍は相変わらず。
素晴らしいメンバーで来日したバイエルンミュンヘンに対しサテライトのようなメンバーで戦わざるをえず良いところ無く叩きのめされた。
リーグ戦再開までは1ヶ月。反撃が期待されたが…

第19節 浦和レッズ(A) ● 1-2
第20節 名古屋グランパスエイト(H) △ 1-1
第21節 ジュビロ磐田(A) △ 1-1
第22節 柏レイソル(A) ● 2-4


再開後の東京はHOT6を切り抜けてホッとしてしまったのか、気持ちが抜けたり入ったりと不安定な状態。
柏戦から帰ってきた阿部のゴールだけが明るい話題だった。
降格の影が再びチラつき始めた。

第23節 清水エスパルス(H) ○ 1-0
第24節 横浜F・マリノス(A) △ 0-0
第25節 大分トリニータ(H) △ 0-0
第26節 大宮アルディージャ(A) ○ 1-0
第27節 サンフレッチェ広島(H) △ 2-2


嫌な雰囲気を振り払ったのはまたしても清水戦。
相手の自滅に近い形で勝利を得ると、堅守が蘇り戦い方が安定、広島戦では2度のビハインドを追いつく等勝ち点への執着が見え始めた。
また、大宮戦から馬場がスタメン起用され期待に応えた。
他にもTHE MIDWEST VIKINGSの「VAMOS TOKYO!」が発売されたり、茂庭がRayBanの広告に起用されたりと明るい話題が増え始めた。
200509240001s.jpg

一方で横浜FM戦で石川が大怪我を負いワールドカップへの望みが早くも絶たれてしまった。
同じ試合でルーカスが意識不明になり騒然となったが幸い軽症で済み、大宮戦で復帰した。

    ルーカス
 戸田      規郎
     馬場
   今野  梶山
藤山 茂庭 ジャーン 加地
     土肥

確実に上向き始めたチーム状態で大事な大事な緑戦を迎えた。

第28節 緑(A) ○ 2-1

とかく色々なものが掛かった試合はササがロスタイム弾で粘る緑を沈めて見事勝利。
梶山の能力もようやく目覚め始め、機能するようになった。
周囲ではいよいよ優勝を意識した戦いが始まっていた。
そんな中、残留濃厚となった東京には優勝への壁という悪役が与えられた。

第29節 ガンバ大阪(H) ○ 2-1
天皇杯4回戦 アビスパ福岡 ○ 2-0
第30節 鹿島アントラーズ(A) △ 1-1
第31節 ジェフユナイテッド千葉(H) ○ 2-1


歯車がガッチリ噛み合った東京は上位陣相手に見事なサッカーを披露し、優勝戦線を掻き乱す事に成功した。
鹿島戦でも茂庭が抜けるアクシデントにめげず引き分けで乗り切り、上位との3連戦を2勝1分と素晴らしい結果を残した。
また、気付けばリーグ戦無敗記録が10に伸びていた。

第32節 アルビレックス新潟(A) ○ 1-0
第33節 川崎フロンターレ(H) △ 1-1


馬場を欠いてサッカーの質は落ちたものの、最後まで勝ち点に執着する精神的成長を見せ、無敗記録を12に伸ばした。
そしてJリーグはクライマックスへ。
相手は首位のセレッソ、場所は長居。
優勝戦線から外れたクラブにとっては最高の舞台が用意されていた。

第34節 セレッソ大阪(A) △ 2-2

優勝への意欲を見せ先行するセレッソだったが同時にナーバスさも見え隠れ。
その隙を東京が力押しし、最後の最後で押し切って劇的に優勝阻止。
優勝戦線を最後まで掻き乱し、リーグ戦を終えた。
その翌日、原監督の退任が発表された。
原東京最後の公式戦となった天皇杯の次なる相手はかつて指揮を執った浦和だった。

天皇杯5回戦 浦和レッズ ● 0-2

原監督の退任が掛かった事がかえって気持ちの空回りを生んだのか、負けという結果に。
2005年のFC東京、4年続いた原東京の幕が下りた。

2005 FC東京
リーグ戦:10位 34戦11勝14分9敗 43得点40失点
ナビスコカップ:グループリーグ敗退
天皇杯:5回戦敗退

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コメント

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こうして一年を振り返ってみると、
好不調の波が激しいシーズンだったんだね。
引き分けもけっこう多いんだけど、
好調のときは先制されてから追いついた引き分けが多くて、
不調のときは追いつかれたり、シュートをろくに打てなかった引き分けが多いのも特徴かな。
終盤は引き分けでも良い内容が多かったね。

アニマル浜口が開幕戦にせっかく来てくれて大勝したのに、
この成績じゃ申し訳なかったなぁ。
来年もう一回来てくれないかな(笑)
そしてモニとのツーショットを再び!

今年一年を表すのは「波」という文字じゃないかな。
おれは好不調というより、課題が一気に噴出して解決するまでに時間が掛かったという印象を受けたよ。
終盤は逆に先制点取られる過ちを繰り返したんだけど、それが普通すぎて凹まずに反撃するようになったね(笑)

アニマル浜口、予想以上に良かったね。
Hop Stepの実演してくれたし(笑)
モニとの2ショットも良かった。
でも、来年はMIDWEST VIKINGSに来て欲しい!!

いぎーた

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