見せた闘争心!! WY GL第1節オランダ戦[TV観戦]

日本代表
06 /12 2005
開催国オランダは開始早々フルスロットルで襲い掛かってきた。
人もパスも強く、早く、上手い。
トップに当てて落としたボールをサイドに振る、やりたいようにさせてしまった日本の両サイドはオランダのスピードに全くついていけなかった。

特にオランダの左WGクインシーは次元の全く違うプレーで日本の右サイドを蹂躙した。
ボールを持ってスピードに乗られると日本はまるで止めようがなかった。
前半7分には彼の入れたクサビが起点となり、落としたボールをアフェライが決め、早くも失点した。3人目の動きで取った“柔”の得点だった。
そして18分にはまたもクインシーが起点となり、失点してしまった。ハーフウェーライン手前から彼がドリブルを開始し、追いすがる日本選手を蹴散らしてガーッと4人抜き。最後は中に折り返しをバベルがゴール。稀に見る“剛”の得点だった。
日本は自分達のサッカーを全くさせてもらえぬまま失点を重ねてしまった。

その後、流石にオランダはペースを落としたものの、日本はまるで攻めの形を作れなかった。
ボールを持っても、繋ぐ事を極端に嫌い前線に放り込んで易々と相手にボールを渡してしまう大熊サッカーの弊害が如実に出ていた。
また、相手の圧倒的な攻めに混乱してしまったのか、本来得意であるはずの守備の組織にも綻びが出ていた。
一対一で負けてしまうのは仕方ない(で済ましてはならないが)が、中盤でボールを取るポイントが統一しておらず、人数は足りているのにバイタルエリアで次々とフリーの選手を作ってしまっていた。
それでも失点を重ねなかったのは日本DF陣の踏ん張り、運、そしてオランダの詰めの甘さが要因だろう。

日本は前半を0-2で折り返す。

前半の日本で唯一安心して見ていられたのは平山だ。
空中戦で競り勝ち、足元に受けてもキープ出来る彼は守備陣に束の間の休息を与えていた。
そして、反撃の狼煙は彼によって上げられた。

後半、開始早々こそ攻め込まれたものの、すぐに試合は膠着状態となっていった。
2点差のあるオランダがペースを上げないという面もあったが、徐々に日本が彼等のスピードに慣れてきていたのも確かだった。

そして64分、私にとって驚きの采配がなされた。本田に代わって水野が投入されたのだ。
本田は仕掛けのパスこそ何本かミスしていたものの、オランダ相手にもあまり当たり負けせずボールを持てる数少ない存在だった。
兵頭は判断がやや遅いため(彼だけの問題ではないが)、後ろの位置にいる事を差し引いても中盤の核は本田だと私は思っていた。その彼を代えるとは…。

しかし、大熊監督の采配は今大会も冴えている様だ。
入って間もない68分、何と、その水野が奪い、放ったFKから平山のゴールが生まれたのだ!

あえてスグにボールを取るような事をせず、喜ぶ平山。
彼のゴールで日本に活力が蘇って来た。元々大熊JAPANが90分戦える集団である事に加え得点した事で反撃ムードが高まり、更に相手はもはやペースを上げられない状態。

相変わらず日本の攻撃は単発だが、ボールを奪う位置が高くなり、頻度が増していった。
イケイケで攻め込む日本、押し込まれるオランダ。内容が悪くても結果をもぎ取る大熊サッカーの真骨頂が出始めていた。

が、平山そしてカレンが決定機で放ったシュートはゴールに結びつかず結局緒戦を1-2で落としてしまった。

選手達はさぞ面食らった事だろう。前回の大会では準々決勝のブラジルと当たるまでこれほどレベルの高い相手と戦う事は無かった。

これは不運だろうか?恐らく選手達は幸運と思っているのではないだろうか。

確かに初っ端から強い相手と戦い、自信を失った面もあるだろう。修正しなければならない点も山ほどあるだろう。
しかし、まだ始まったばかりなのだ!
幸い、同グループのもう一試合、ベナン×オーストラリアは引き分けで終っている。オランダには負けたとはいえ最小得点差だ。
日本が勝ちさえすれば突破できるチャンスが充分にある!

何より頼もしいのは試合中に選手達が明らかに成長した点だ!
大熊JAPANの最大の特徴は何と言っても最後まで戦い抜く姿勢だ。
受けたであろうショックを引きずらず、修正する事で成長する事が出来ている!
恐らくベナンやオーストラリアにこの試合程面食らう事は無いだろう。もはや怖いものは何も無い。
前を向き、胸を張り、進め大熊JAPAN!

勝利を掴め!!
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いぎーた

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